意外とある「お箸のことわざ」
「HASHI」の語源には、様々な説があります。
・大和言葉の「ハ」=物の両端、物と物との境目、「シ」=物をつなぎとめる、固定する、静止するなどの意
この二つの言葉を組み合わせ、物と物をつなぎ止めるとする説。
・人間と食物を結ぶ「橋」からとする説。
・神様や人の命が宿る「柱」からとする説。
・鳥の嘴(くちばし)のように器用に動く「嘴(はし)」からとする説。
・端と端を向き合わせる「端」からとする説。
・二本の棒の間に挟むから「間(はし)」からとする説。
「お箸」に関することわざをいくつか集めてみました!
箸にも棒にもかからぬ
どういもこうにも手がつけられず、取り扱いに困る事。
箸の上げ下ろし
体のちょっとした動かしようなど、つまらぬことまで口やかましく小言を言う。
箸に当たり棒に当たる
方々にみさかいなく当たり散らす。
箸が転んでもおかしい
若い娘がちょっとしたことにもよく笑うこと。15~16歳の娘をいう。
大飯食らい箸を選ばず
ある目的を果たすためには、方法や手段などを気にかけないことのたとえ。
箸より重いものをもたない
お金持ちの家に生まれ大事に育てられ、苦労した事や、働いた経験がないこと。
重いものは箸と茶碗
食事のときの箸と茶碗ぐらいは自分で持つが、それより重いものを持ったことがないこと。
なんでも他人にやってもらういい身分。
箸と主は太いがよい
箸は太くて丈夫なのが良く、主人もしっかりしてないと頼りにならない。
箸に目鼻つけても男は男
箸に目鼻とは、やせた人を形容する言葉で、やせても枯れても男は男として尊敬せねばならぬということ。
箸を取る
食べ始めること。宴会を始める事。生きていく事。仕事を始める意味に使う事もある。
箸を休める
食べてる途中で休む事。