自分にあったお箸の選び方
箸文化が形成された始めた奈良時代、以来およそ1300年の歴史の中で 様々な箸が生みだされています。
「箸」に竹かんむりが使われているのは、
箸が日本に入ってきた当初、主な素材が竹だったからだと云われています。
一膳だけで様々な仕事をするお箸は、日本が誇る伝統文化の一つです。
素材の違い、育ち方、デザイン、太さ等によっても、微妙に重さやバランスが変わります。
手の大きさや好みに合わせ使い易いサイズをお選び下さい。
※口に入れるものですので、素材の安全なものをおすすめします。
選ぶ目安としてご参考下さい。
◆一つ目は「長さ」
利き手の親指と人差し指で直角に矢印を作り、
人差し指と親指の間の長さを一咫(ひとあた)といいます。
この長さの1.5倍が適当な長さの目安となります。
下記に有るような選び方もあります。
しかし、箸の長さの好き好きには個人差がありますので、あくまでも目安です。
<サイズの選び方>
お箸の長さの基準(A+3cm) お箸の長さは各自の手の長さから 算出したもので、 左の図のように手首から中指の先までの 長さ(A)に3cm程度加えた長さが適当です。 |
◆二つ目は「太さ」
細いお箸から太いお箸まで、いろいろな太さがあります。
一般的には、持ち手の部分が適度な太さがあるほうが持ちやすいと思います。
◆三つ目は「箸先の形」
箸先にもいろいろな形があります。
丸、四角、五角、八角、乾漆仕上げ、溝があるものなど。
麺類やヌルヌルした食べ物などは、箸先に角があったり、
滑り止めになっているものの方が使いやすくなります。
*当店のお箸は、四角、五画とがあり、無塗装のため滑り難いです!
◆四つ目は「素材」
素材は色々ありますが、箸先は口に入るものですので「体に入って良いもの」を選んでいただきたいです。
(自然なものや塗料などを使用していないもの)
塗り箸と木箸
塗り箸とは、漆をていねいに塗り重ねているので、 表面がツルツルしています。
また、木箸とは、木のぬくもりを残し、拭き漆や蜜蝋で仕上げたものをいいます。
木箸は、木のザラザラとした感触を残しているため、 塗り箸に比べ滑りにくいという利点があります。
しかし、何回も使っていくうちに風化するのが早く、 だんだん木が白くなってきてしまうのが欠点です。
※当店は、竹箸のみを取り扱っています。
竹のお箸は、とても軽くて、滑りにくいので 麺類や細かいものを摘むのに向いています。
細く削った竹箸は、竹独特の「しなり」を発揮します。力を入れずに食べ物をつまんでも、
キュッと「しなり」がきいて良い使い心地です。
◆五つ目は「重さ」
人それぞれにお好みの重さがあります。
軽いお箸の好きな方、少し重さがあった方が好きとおしゃられるかた。
重さも好みが別れる重要なポイントです。
◆六つ目は「しなり」
折れない程度で、適度なしなりがあるお箸は、 さらに使いやすくなります。
特に竹箸などは、しなりの効果で、 思っている以上に食べ物をキュッとつかむことができます。
◆七つ目は「デザイン」
当店のお箸は、御客様の手に合ったお箸をお選び頂けるよう
お箸の長さだけではなく、お箸の幅・先端・頭部の大きさ等
長年のデータ集積の結果を基に精密に作り上げているお箸を取り扱っています。
(※各種サイズ、お子様用14cmから24cmまで豊富に取り揃えています。)
ご自分の手になじむお気に入りの一本を見つけてみませんか。