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縦34センチ、横18センチ、高さ12センチ |
お茶碗を入れる為の籠で「全体の大きさと、蓋付きであること、 可動式の持ち手を付けること」が条件で、 「後はお任せします。」と、 ご注文いただいた物です。 最初は、一般的な御所籠の様に、四角く立ち上がった、長方形の立方体をイメージして作り始めたのですが、 どうも、堅く面白みが無い、イマイチな感じがしました。 途中で、「もっと、遊びココロがある楽しい物にしよう!」と、やりかえることにしました。 そして、胴張りを入れ、形に丸みをもたせ、可愛らしい表情の作品に変更し、 蓋も、同じように丸みを持った押し込み型の蓋にしました。 自分ながら、大変気に入った作品に仕上がりました。 |
これはあるご住職様からのオーダーで、 「法衣を入れるバッグを作ってほしい」と依頼を受けたものです。 バッグのサイズだけ指定があり、結構大きなサイズです。 「今はアタッシュケースの様なバッグに法衣を入れて行くのですが、 手作りの雰囲気のあるものに入れたい、あとはお任せします。」と。 蓋の付いた形にすることにしたのですが、蓋物を一番神経を使います。 本体と蓋の大きさや形が違うと、ガタついたり、収まりが悪かったりと、ミリ単位の精度が必要になります。 また今回は、蓋の留め具や丁番部分、持ち手まで全て竹で作ることにしました。 |
御幸篭とは、お茶道具を入れて、旅のお供をする籠です。 今回のご注文は、「普段使う時は、巾着部分を持って使いますが、鞄の中に入れて持ち運びしたいので、御幸篭の上に、蓋を付けて欲しい」という要望でした。 全体には、少し小さめなサイズで、泥大島の巾着を付けました。 蓋には、紐通しを四カ所付け、鞄の中で、蓋が外れないように紐で縛る事が出来るようにしました。 |
網代編みのバッグの中でも、最高級品と云われる「波網代編み」の手提げバッグです。 編みヒゴの巾や厚みを変えることで、波模様を作り出しています。 ここまで、細かく美しい波模様を出すには、熟練の技術が必要とされます。 黒く染め上げた後、漆を刷り込み、最後に細かい蝋の粉を刷り込み、波模様を浮き立たせて居ます。 今回のご注文は、「お稽古事の教科書が入る大きさで作って欲しい」と、いうことでした。 横幅をA4サイズのファイルが、楽々入る大きさに作りました。持ち手は、勿論、鳳美竹を加工し、巾着には泥大島紬を使っています。 |
今回のご注文は、波網代編みバッグをお買い求め頂いたお客様から、 「同じ編み目のお揃いの物を作って下さい」という注文でした。 ご希望のサイズをお聞きし、煤竹でお作りしました。 使い込むほどに艶が出て、風合いが増してきます。竹篭の素晴らしいのは、使い込むほどに、本当に美しく成って行く事です。 使って頂くお客様の愛着が、形になって表れて来るのですね。 |
網代編みという編み方は、編み目が細かく、こういった幾何学模様を浮き立たせることが出来ます。 今回は、下方に枡模様を、上段に三角模様を表して見ました。 縁の形も四角く作り、バッグの形を、少し絞り込んだ様な形に仕上げました。持ち手は、国産竹の中でも一番、艶のある「鳳美竹」を使用しています。 巾着布には、泥大島紬を、絞り込む紐には、正絹の組紐を組み合わせて居ます。 まさに、日本の伝統工芸品でまとめた一品です。 |
今回は、男性のお客様からの注文品です。 「少しカチッとした雰囲気に作って下さい。そのバッグの中に入れることが出来る小物入れを一緒に」というご注文です。 バッグの方は、四隅に力強く、太い竹をあしらって、縁も四角くしました。四隅の竹がアクセントになって、甲冑の様な雰囲気に為りました。 巾着には、お揃いの、市松模様の泥大島を付けました。男の遊び心が出てますね。 |
唯のお絞り入れでは無い。 底のある立ち上がった形で「波網代の編み目でお絞り入れを作って下さい」という、オーダーでした。 そこで考えたのが、2重編みにして、内側に波網代編みを、外側は細かい網代編みを2枚重ねて作ることにしました。 二枚の編地を、縁で一緒に合わせて一体感を作ります。 縁にはアクセントとして、丸みのある優しい表情の鳳尾竹を使いました。 漆を刷り込み、作品に表情を作る。飴色に仕上がった下地に、もう一度漆とイボタの蝋を刷り込んでいく。 実に良い表情に仕上がりました。 |
これは私の友人からのオーダーで、小学校の時の同級生から、 「机の上で使える、君の作品が何か欲しい」と会社の。 事務机の上で使うそうです。 花かごでは邪魔になりますし、そこで、編み方は同じなのですが、 鉛筆立てを作ることにしました。 六角形の形にして、鉛筆やペンを入れても倒れにくい形にしました。 下の方には、安定を図って、重しに砂袋を入れてあります。 面白いもので、オーダー品と一緒に幾つか制作したのですが、 みんな売れてしまいました。 |
宇佐図書館の玄関に飾られているモニュメントです。 宇佐市から「宇佐市にちなんだ工芸品でモニュメントを制作したい」と オーダーで、安心院の鏝絵をはめ込んだ壁掛けを制作しました。 3枚の生地を別々に作り、竹で編みこむことで一つにしました。 そして、真ん中に長寿を願った鏝絵を置き、 三つの町の繁栄を願ったモニュメントです。 |